鳩ヶ谷(埼玉県)
鳩ヶ谷は日光御成街道の宿場町だった。南側の川口宿が大きく姿を変えたのにくらべて、ここは国鉄線が宿場から大きく外れて開通したこともあり、往事の面影を色濃く残していた。
赤羽からやってきた国際興業バスが急な坂道を登ったところに、鳩ヶ谷の町はあった。バスを降りると、板壁の商家や昭和初期の建築と思われる味わい深いビルが次々に目に入ってきたものだった。
2001年に丘の下に埼玉高速鉄道(地下鉄)が開通すると、丘下の町は大きく代わり、丘上の鳩ヶ谷宿も少しずつ変化していった。そして2011年、周囲のほとんどを川口市に囲まれていた鳩ヶ谷市は、ついに川口市に編入されてしまった。
ここで紹介する写真は、埼玉高速鉄道開通の10年前の様子である。
1991年3月撮影
Hatogaya Town, Kawaguchi City, Saitama Prefecture
キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)
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旧・船津眼科医院。船津家は、もともと鳩ヶ谷の大地主で、このような洋館を建てる財力があったのだろう。1932年竣工の洋館で、大川勇氏の建築・設計とのこと。
35.831947, 139.739557
45°
1991/03(★2011.01)

鳩ヶ谷宿の中央に位置する北西酒店。
35.832748, 139.740033
315°
1991/03

板壁の豪壮な北西酒店は、蔵も旧街道に面している。
35.832831, 139.740044
275°
1991/03

本町二丁目交差点の北側から南方向を見る。角の建物は。かつて塩の専売をしていた家だったとのこと。
35.833550, 139.739950
150°
1991/03(★2019/06)

本町の北側は桜町という町名になっている。木造のこの旧家は、2015年初頭に取り壊されたようだ。かろうじて、奥の蔵だけが残されている。
35.835607, 139.739133
30°
1991/03(★2019/06)

日光御成街道から桜町6丁目の裏通りを東に入ったところにあった日の出屋豆腐道。現在はごく普通の住宅地となっている。
35.836256, 139.739555
75°
1991/03(★2019/06)
2022年2月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA