榛原(奈良県)
榛原(はいばら)は、「伊勢本街道」と奈良と伊勢を結ぶ「初瀬街道」の合流点にある。初瀬街道は松阪で伊勢街道と分かれ、青山峠を越えるために「青越え伊勢街道」とも呼ばれている。
実は、榛原を初めて訪れたのは大宇陀に向かうバス待ちの合間の時間だった。まったく事前の情報がなかっただけに、初瀬街道とその周辺の町並みの見事さには驚いた。宇陀市では登録古民家の制度を制定しているようだが、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された大宇陀とは差があるといわざるをえない。2022年に訪ねてみると、古い家はかなり姿を消してしまっていた。
1992年7月撮影
Haibara Town, Uda City, Nara Prefecture
キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)
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近鉄大阪線に並行して駅前から東に走る駅前通り商店街。駅前広場すぐから東側を見たところ。夏を満喫している子どもたちの姿がまぶしい。右側に「寿司 みーちゃん」の看板が見える。
34.529796, 135.955735
75°
1992/07(★2019/05)

上の写真から50mほど東に直進して、駅方面を振り返ったところ。右側の店は「榛原薬局」、左側には「時計 メガネ 駒井」、その奥に「みーちゃん」の看板が見える。
34.529900, 135.956543
270°
1992/07(★2019/05)

駅前通りに向かわずに、榛原駅から南東に100mほど国道を進んだところにある榛原ロータリー。正面の家は、平入りの木造商家の右側3分の2ほどを看板建築にした「フナツ文紙店」。建物は残っていたが、2020年ごろに廃業したようである。
34.528920, 135.957351
135°
1992/07

近鉄の高架線をくぐる伊勢本街道。高架線のガードには空襲の銃弾の跡が残っている。現在はガードの手前に、線路に並行する広い道路がつくられたため、この左右の家並みはない。
34.530919, 135.958198
150°
1992/07

伊勢本街道と初瀬街道の合流点にある「旅籠あぶらや」。最初の訪問当時はややくたびれていた。その後、整備されて宇陀市歴史文化館となっている。左からくる伊勢本街道と、手前からくる初瀬街道が合流して、右へ奈良に向かう。
34.531056, 135.958279
255°
1992/07(★2019/05)

伊勢本街道が初瀬街道に合流してそのまま20mほど北上したあたり。2022年現在も雰囲気を残している一角である。
34.531208, 135.958023
330°
1992/07

上の写真のオートバイの場所から左折。この両側の建物は、2022年現在もほぼ変わらずに健在。味わいのある細道だ。
34.531274, 135.957904
270°
1992/07(★2022/11)

「旅籠あぶやら」を背にして初瀬街道を東に向かう。左右に交差する国道165号線が拡幅されたため、四つ角の向こうの家は道路になった。
34.531059, 135.958311
75°
1992/07(★2019/05)

手前に見える国道165号線が拡幅され、残念ながらこの左右の家は取り壊された。
34.531088, 135.958437
90°
1992/07(★2019/05)

上の写真から15mほど前進。右手前が和菓子の「昇栄堂」。左側の建物が姿を消し、奥の建物も建て直されている。
34.531117, 135.958674
60°
1992/07(★2019/05)

初瀬街道を東へ。このあたりはすっかり家が入れ代わり、現在はアパート建ち並んでいる。
34.531304, 135.958980
45°
1992/07(★2019/05)

初瀬街道の南側には、100mほど並行して水路が流れていた。この水路はやがて宇陀川に流れ込む。それにしても、表通りの裏にこんなひっそりと水路があることに驚いた。
34.531934, 135.960382
240°
1992/07

かつては酒造所か醤油醸造所だったのか、表通りの初瀬街道に面した大きな商家の裏側に、水路に面して白壁の蔵が続いている。
34.531764, 135.959939
240°
1992/07(★2019/05)

上の写真の奥から振り返ったところ。まるで昭和30年代ころの風景にも見える。
34.531690, 135.959715
60°
1992/07

初瀬街道に戻ってさらに東へ。道幅がここだけ広くなって、ちょっとした広場のようにも見える不思議な空間。このあたりは、古い家が現在も多く残っている。
34.532058, 135.960029
45°
1992/07(★2019/05)

「奥田家住宅」は2006年に宇陀市の登録古民家に指定されたそうだ。1992年当時はたばこ屋を営んでいた。軒先のランプが味わい深い。
34.532228, 135.960253
60°
1992/07(★2019/05)

「奥田家住宅」を東側から見たところ。うだつのあがったお向かいの家と、その向こうの家は建て直されていた。
34.532264, 135.960358
240°
1992/07

さらに東に歩を進める。突き当たりの染物屋は2022年も健在。向かって右側の家も残っている。
34.532305, 135.960574
270°
1992/07

初瀬街道はゆるやかな上り坂となり、カーブを繰り返す。上の写真から200mほど東に行ったこのあたりは、いかにも街道沿いといった風情の古い家が並んでいたが、2022年限在はほとんどが姿を消した。
34.532605, 135.962324
45°
1992/07

「菓子 飲料水」の看板がゆかしい「藤田商店」。ストリートビューによると、2013年時点ですでに取り壊されて、以後更地のままとなっている。
34.532707, 135.962448
60°
1992/07
2023年10月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA