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時刻表にない鉄道
津軽半島の森林鉄道

タイトル 相内の中心部
1977/10, 1983/8
 相内(あいうち)村は、今泉から小泊に向かう長い路線の中間地点にあるだけでなく、太田川、四ッ滝沢、山王沢を上っていく路線の分岐点でもあった。
 昔読んだ『鉄道ファン』誌の「こっそりひっそりめだたずに」では、「相内は森林鉄道に携わっていた人が多く、当時の話を聞くことができる」てなことが書いてあったような気がする。
 といっても村の中心部には森林鉄道の面影はまったくなかった。その代わりと言ってはなんだが、私が二度めに行ったころは、ちょうど米の輸入自由化問題でもめていた時期でもあり、村の中には自由化反対の立て看板が立っていた。

木橋 一度目の訪問時には、相内から今泉方面に向かって、十三湖(じゅうさんこ)のほとりを、線路跡とおぼしき道をひたすら歩いた。
すると、人家もまわりに見えなくなるころ、こんなゆかしい木橋を見つけることができた。

地図で見ると、線路跡の可能性が高い。鉄橋や小さな木橋はあちこちで見かけたが、これはなかなか立派な木橋である。 軌道跡の木橋

十三の港

 2回目の訪問では、森林鉄道を調べようという意欲もかなり薄れて、もっと津軽の雰囲気や文化に触れてみたいという気分のほうが強かった。
 十三湊(とさみなと)は、江戸時代まではかなり栄えた港だったということで興味深々でたずねてみたが、まさにそこは「つわものどもが夢の跡」であった。
 実は、中学生のときに写真で見た十三大橋に長いあいだあこがれていた。それは十三湖と日本海にはさまれた砂州(のような場所)を渡る橋で、木造ながら長大。しかも途中でカーブしているのである。
 だが、私が行ったときには、すでに近代的な橋に架けかえられていた。上の写真は、その橋の上から撮ったもの(だったと思う)。

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瀬辺地蟹田浜名小泊金木

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