有松(愛知県)
有松は東海道の宿場町であり、伝統工芸の「有松絞」で繁栄した町だ。現在も、国道1号線と名鉄線にはさまれた旧東海道に沿って、絞り染めの問屋を中心とした豪商の家々や蔵が建ち並び、壮観な町並みを形作っている。
1984年に名古屋市の町並み保存地区に指定されたが、ここを訪れた1990年には観光客の姿もなく、静まり返っていたという印象がある。その後、建物の整備や電線の地中化が行われ、2016年には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されて観光スポットとして脚光を浴びるようになった。
1990年12月撮影
Arimatsu Town, Nagoya City, Aichi Prefecture
キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)

東海道に面して有松宿のほぼ中央に位置する有松絞りの「井桁屋」。現在も衣料品店として営業を続けている。
35.066524, 136.971022
0°
1990/12

右手前が「服部家」の住宅と蔵。奥が「井桁屋」の蔵と店舗(上の写真の商家)
35.066433, 136.971169
330°
1990/12

上の写真から東海道を50mほど南東にある「有松山車会館」。祭りの山車が保管されている。左の商家には「寿限無茶屋」の看板が見える。現在も同じ名前で営業している。
35.066180, 136.971598
105°
1990/12

「有松山車会館」の前から南東の方角を向いて撮影。看板には「有松絞り 橋爪合資会社」と記されている。現在もこのままの姿で健在。
35.066125, 136.971777
120°
1990/12

右億に見えるのが上の写真の「有松山車会館」。左端の家屋は、ストリートビューによると、2011年の時点で取り壊されて更地になっている。
35.065883, 136.972152
315°
1990/12

ここからは、トップの写真の「井桁屋」から北西側に向かう。東海道と県道の交差点近く。右が「中濱家住宅」の蔵。左の板壁が見事な「神半邸」は、現在日本料理屋とパン屋になっているようだ。
35.067317, 136.970204
30°
1990/12

さらに北西に向かっところにある「竹田家住宅」。門、商家、蔵が並ぶ立派な建物だ。
35.067843, 136.969027
285°
1990/12

「竹田家」からさらに東海道を西へ歩くと、道がゆるやかに右にカーブする。正面奥にあるのが「岡家住宅」。白い漆喰で塗りまわした2階部分の虫籠窓が目をひく。
35.068077, 136.968194
285°
1990/12

有松宿の西の端あたりまで。ずっと続く古い町並み。右の看板には、「富田自動車商会」と記されている。この写真の背後には高速道路が走っており、有松インターチェンジも近い。
35.068577, 136.967207
120°
1990/12
2022年8月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA