西日暮里駅、赤羽駅 (1975年10月)
上野駅で写真を撮ってから、西日暮里駅に移動。夕方だったから、次から次へと列車が行き来していた。現在、西日暮里駅のすぐ東側には東北・上越新幹線の線路があるが、ここで紹介する写真は、新幹線ができる前のものである。
まずやってきたのは、EF57の重連(9号機+13号機)が引く列車。荷物車やグリーン車が見えないので、たぶん東北本線の普通列車だと思う。
これはキハ181系の特急「つばさ」。別の日に撮ったものだ。左(小画面では上)は上野に向かっている上り列車、京浜東北線の103系(ATC装備車)も写っている。右(小画面では下)は山形に向かう下り列車。どちらも、後追いで撮ったようである。
そして、再びEF57である。左の写真は終点の上野を目前に快走する上り列車。おそらく普通列車である。右の写真は、上野駅から推進運転で尾久に引き上げるEF57 1号機だ。機関車の次に郵便車、その前に荷物車が連結されている。
上野駅に1号機が停まっていたのを目にしたので(前ページ参照)、その走行写真を撮ろうと、西日暮里にやってきたのだった。
左は西日暮里駅での京浜東北線と山手線の離合風景。EF57とかぶらなくてよかった。
右はところ変わって、地平時代の赤羽駅。東北本線・高崎線ホームの大宮寄りから、赤羽線の電車を望む。埼京線となる前の写真で、カナリヤ色の103系電車8両編成が、池袋と赤羽の間を往復していた。
最後の2枚は、赤羽駅の東北本線・高崎線ホームの上野寄りで撮ったEF57牽引の客車列車だ。左は上野に向かう上り列車。ホームにはチマ・チョゴリを来た朝鮮学校の女生徒の姿が見える。
右は、コントラストが高すぎてわかりにくいが、なんとEF57牽引の客車列車のすれ違い。撮ろうと思って待ち構えていたわけではないが(待ち構えていても、そうそう撮れるものじゃない)、たまたま撮ることができた。夕方になると、次から次へと旧型客車の列車がやってきた時代だった。
2021年11月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA