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上野駅~日暮里駅  (1975年12月)

EF57と58の重連 EF57と58の重連


1975年の師走も、恒例になった上野駅めぐりをしてみた。年末には帰省客やスキー客に対処するため、さまざまな臨時列車が運転されて上野駅は賑わったものだった。
 まず目に入ったのは、13番線に停車していたEF58とEF57の重連! 確か、青森行きの急行「八甲田」だったのではないかと記憶しているが、定かではない。今だったら、撮影者で沿線はごったがえすところだろう。



高架ホームの特急あいづ 12系客車の臨時列車


高架ホームをぶらぶらしていると、6番線にボンネット型の特急「あいづ」を発見。ボンネット型は、すでに少数派になっていたと思う。
 そして、5番線にはEF62が牽引する12系客車。方向幕には「団体専用」と記されている。どんな団体なのかはわからなかった。



上野駅の地平ホーム 上野駅の地平ホーム19・20番線


もう一度、地平ホームへ。左(小画面では上)は、17番線で発車を待つ特急「やまびこ」。手前の荷物ホームには、泥酔しているのか、座り込んでいる男性が見える。
 右(小画面では下)は、19・20番線風景。発車を待つ客車列車は常磐線だろうか。われながら、時代の雰囲気を感じさせるいい写真である。



日暮里付近をゆく103系電車 日暮里付近をゆく常磐線の客車列車


年の瀬も押し詰まった別の日、今度は望遠レンズを手に日暮里駅に向かった。とくに目的もなく、ただ来た列車を撮ろうと思ったのだ。
 左は京浜東北線の103系。もちろんヘッドライトは大きな1灯である。当時はいくらでも走っていたので、わざわざ写そうとも思わなかったが、ついでに撮っておくと貴重な写真になるものだ。
 右は、EF80が牽引する常磐線の普通客車列車。時間があるときは、上野から日暮里、上野から松戸まで、わざわざ乗ったものだった。



日暮里付近をゆくEF58牽引の客車列車 日暮里付近をゆくEF58 61号機牽引の客車列車


左は、東北本線の客車列車を牽引するEF58(121号機)。電柱がうるさいが、一応すっきり収まった。
 そして、思いがけずやってきたのが、お召し列車用の機関車であるEF58の61号機! 茶色の車体にステンレスの帯が印象的だった。軽量客車10系のあとに旧型客車がつながっている。左にも客車列車が見えるが、これまた偶然のたまものだった。どちらの列車も客車にサボが入っていないので、普通列車なのだろう。



2021年11月公開


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