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東京 -昭和の記憶-
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タイトル「旧東海道 品川宿」
 

 品川といえば、新幹線の駅ができ、いつのまにか高層ビルが建ち並ぶ町となってしまった。だが、ここは日本橋を起点とする東海道の1つ目の宿場があったところだ。旧街道の面影が残る道は、京浜急行の北品川駅の海側あたりを起点にして、鮫洲の先まで延々と続いている。
  ここにきて、旧東海道を散歩する人が増え、地元でも町おこしの材料としているらしく、あちこちの案内の札が立てられるようになった。
  確かに、昔をしのぶよすがが、そこかしこに残っているのは喜ばしいが、来るたびに少しずつ町の姿が変わっているのも事実である。
 今回は、そんな旧東海道のほんの20数年前の姿を、北側から紹介していこう。

*写真にポインタを置くかタップすると、同じ場所の2009年の写真が見られます。


北品川一丁目の商店街

北品川一丁目。右側の青果店「大山商店」の向こうに、銅板張りの星野金物店の軒先がちらりと見えている。大山商店、星野金物店とも2009年も健在である。

1983.7(2009.2)


北品川一丁目の青果店

店先を見ると青果店だが、店の奥に「伊勢屋魚店」という看板が見える。鮮魚も扱っていたようだ。 それにしても、魅力的な商家だ。日除けのすだれが粋である。
*下の写真には、現在との対比はありません。

1983.7(2009.2)

北品川一丁目の青果店

一心寺とうなぎ屋

左は一心寺。成田山の不動明王を本尊としているという。立派な門ができて、外からはお堂が見えにくくなってしまった。右側のうなぎ屋は、ビルになって営業を続けていた。

1983.7(2009.2)


当時は商店街が非常に賑わっていたという印象だが、2009年に訪ねてみると、平日(それも金曜日)の夕方というのに人影もまばら。ちょっと心配になってきた。

1983.9(2009.2)

北品川一丁目の商店街

北品川二丁目の商店街

北品川二丁目に入っても、延々と商店街が続き、人でいっぱいであった。

1983.7(2009.2)



山手通りを渡る直前あたり。左のおいぬまストアーは、「ほっともっと」に変わっていた。

1983.7(2009.2)

北品川二丁目の商店街

 


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