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上野の山の北東にあたる根岸は、江戸時代、静かな田園が広がり、文人墨客の集う風雅な土地として知られていた。上の句にどんな季語をつけても、「根岸の里のわび住まい」と続ければ、そのまま風流な俳句になってしまうという話も、かつてのこの土地の様子を偲ばせる。 *写真にポインタを置くかタップすると、同じ場所の2006年の写真が見られます。 |
旧日光街道沿いに並ぶ豪壮な商家。左側がかまぼこ屋、看板の「加満ほこ」(「こ」は変体がな)という文字がゆかしい。右側は提灯屋。 1983.10(2006.2) |
上の写真の左側。右端がかまぼこ屋。中央の看板建築の柳澤製袋は、外装を新しくしたようだ。 1983.12(2006.2) |
上の写真の場所から、通りを北上する。まさに、看板建築のワンダーランドである。手前の風雅な2階建てビルは、2006年も健在だった。 1983.12(2006.2) |
こちらは、通りの東側。住所は下谷2丁目(旧金杉町)になる。左側は、小野照崎神社。 1983.12(2006.2) |
再び、旧日光街道に戻る。トップの写真から少し南下した場所にあった乾物屋「足立屋」。 1983.10(2006.2) |
上の写真の足立屋の北側には、大きな看板の葉茶屋「松本園」があった。 1983.12(2006.2) |
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