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1990年代ごろまでは、東京23区内でも、あちこちに古き良き農村風景が残されていた。とくに板橋区や練馬区には、武蔵野の面影がそこここに感じられたものだった。これはなくならないうちに写真に残しておかないということで、すでに平成の時代になっていたが、まず向かったのが高島平の南、かつての徳丸ヶ原である。 *写真にポインタを置くかタップすると、同じ場所の2015年の写真が見られます。 |
大門7番にあった「須田さつき園」。入口の木が見事。 1992.5(2015.5) |
上の「須田さつき園」の向かい、大門6番にあったのがこのお宅。立派な農家で、どうやらこの写真の手前側にあるのが母屋のようだ。写真の建物は離れか、親族の住まいだろうか。 1992.5(2015.5) |
上の写真の道を直進して、突き当たりにある浅間神社の境内から振り返って撮った写真。 1995.1(2015.5) |
2番目の写真の農家を、反対側からみたところ。ぶどう棚が並んでいる。現在では、夏期の日中にぶどう園を公開しているようだ。 1992.5(2015.5) |
大門というと「田遊び」の祭りが行われる赤塚諏訪神社が有名だが、散歩好きにはこの浅間(せんげん)神社も見逃せない。がらんとした境内には富士塚(右奥)が築かれている。境内には大きなお堂もなく、片隅に小さな祠がいくつか建っているだけ。 1992.5(2015.5) |
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