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私鉄ローカル線
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タイトル

3回目の訪問。ここ下之郷駅には車庫があり、かつてはこの駅から丸子町まで丸子線が通っていた。このときはすでに主力はすべて東急の車両に変わっていた。
左側は日本初のステンレス車である元・東急の5200形、右は東急時代に青ガエルと呼ばれた5000形。

1989.8

下之郷駅

上田駅

上田駅で折り返す5000形。いまではこのホームも高架化されて、当時の面影はまったくない。

1989.8


4回目の訪問で、ようやく別所温泉駅をまともに撮影した。すでにホームは一面のみ使用。停車しているのは元・東急の7200形。

2001.3

別所温泉駅

別所温泉駅

あまり変化のない別所温泉駅ではある。ここから別所温泉の中心部までは徒歩で10分ほど。

2001.3


レトロ感覚たっぷりの別所温泉駅のホーム。

2001.3

別所温泉駅

中塩田駅

このときは温泉で1泊。別所の町をぶらぶらしたあと、塩田平を歩いた。この中塩田駅は、かつては交換駅だったが、いまではホーム一面しか使われていない。

2001.3



駅舎の正面は、レトロ感覚なのか、ただ放ってあるだけなのか……その後、少し修復されたそうだ。

2001.3

中塩田駅
 


  上田交通は、いかにもローカル小私鉄という雰囲気に加えて、かつては古典色豊かな車両が走っていたので、鉄道ファンにも有名な鉄道である。とくに戸袋窓が楕円形をした、いわゆる「丸窓電車」は、沿線の人にもなじみが深いそうだ。
 だが、鉄道ファン、いや中小私鉄ファンの風上にもおけないといわれそうだが、ここに行くときはどこかのついでだったり別所温泉が目的だったりして、じっと腰を据えて撮ったことがない。
  以前は、木曽(中央本線)の蒸気機関車や森林鉄道に行くために、上田交通に立ち寄った……といっても想像できない人が多いだろうが、昔は長野発名古屋行きという夜行急行列車があって、それで行くと夜明け前(というよりも未明の3時半ごろ)に、木曽に着くのである。そこで、夜遅くに長野に行く前に、上田に立ち寄ったというわけだ。別所に行けば安い外湯にも入れるし。

  時は変わり、上田には長野新幹線が停まって、上田交通の車両も東急からやってきたステンレス車にすっかり取り替えられた。一時は、存続問題がとりざたされていたが、なんとか沿線住民や自治体の応援があって、運転が続けられているようだ。だが、施設・車両の更新費用がかさんで、まだまだ行く末は不透明な状態と聞く。
  末永く走ってもらうために、ぜひともまた足を運びたいものである。

-参考図書-
『上田丸子電鉄(下)』(宮田道一・諸河久著 ネコ・パブリッシング RM LIBRARY74)


車内補充券
車内補充券


 


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