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私鉄ローカル線
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タイトル


→昼下がりの仲ノ町(つづき)
 宇部の炭鉱で働いていたというデキ3は、1922年ドイツ・アルゲマイネ社製の小さな電気機関車だ。
 当時は、この引き込み線から銚子駅まで貨車を牽いていたそうだ。走っているところを見たかった。
1977.1 

仲ノ町駅のデキ3

デキ3の運転台

 これがデキ3の運転台。路面電車みたいなコントローラー(左) がある。
1977.1 

 ハフ2を従えたデハ101。ビューゲル(集電装置)が上がっているということは、ついさっきまで動いていたはず。一晩泊まって、朝の時間帯に来れば乗れただろうけど……。
1977.1 

仲ノ町駅のデハ101

仲ノ町駅のハフ2

 マッチ箱客車ハフ2。この列車に乗ってみたかった。
1977.1 

 銚子電鉄ではじめて、パンタグラフが付いたデハ501。長野県の上田交通からやってきた車両。
1977.1 

当時の新車デハ501



外川駅のデハ301
外川駅にて  1974.1 
乗車券 乗車券(車内発売)

  この後も、何度か銚子電鉄を訪れる機会があったが、その間にこの小さな路線にもいろいろな出来事があったようだ。
 1976年には観音駅で直営「たい焼き」屋の営業を開始。また、1985年にはNHKの朝の連続テレビドラマ「澪つくし」の舞台となり、たくさんの観光客がやってきたという。
 1990年には犬吠駅がポルトガル風の駅舎に大改装! 銚子駅の乗り場もオランダ風の風車小屋、観音駅はスイス登山電車の駅舎風、君ヶ浜駅は古代ローマ風に改装された。
 そして、1995年には名物「ぬれ煎餅」の販売を開始して、2003年には鉄道事業の売上の3倍を売り上げたという……。
 こんな涙ぐましい経営努力を続けている銚子電気鉄道である。首都圏にお住まいの方は、こんどの週末にでも乗りに行ってみてはいかが? 終点の外川の町もいい雰囲気。夏の岩牡蠣もウマいしね。
 銚子電気鉄道の公式ホームページはこちら


 


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