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犬吠駅に到着した外川行き。その後、駅の様子は一変した。 1974.1 |
---- 「とっぱずれ」のはずれまで行くミニ鉄道 ---- 「ほととぎす銚子は国のとっぱずれ」という句があるが、この銚子電鉄(正式には銚子電気鉄道)は、JR銚子駅からさらに銚子市のはずれにある外川(とかわ)に向かう全線6.4キロのミニ私鉄だ。 はじめてここを訪れた1974年1月には、電車が4両、客車は2両、電気機関車が1両という陣容で、日中は単行(1両)の電車が往復するのんびりとした路線であった。 もっとも、多少電車の数は増えたものの、いま(2004年)でも終日20~30分おきと、のんびり走っていることには変わりがない。 以前は、緑の濃淡の色分け(京成の青電の色)だったのだが、私が行ったときには、すでに明るい色に塗り替えられていた。 訪問:1974年1月、1977年1月 |
笠上黒生(かさがみくろはえ)駅で交換する外川行きのデハ301(左、元・鶴見臨港鉄道)と、銚子行きのデハ201(元・京成電鉄)。 当時、日中はもっぱらこの2両が動いていたようだ。集電装置はどちらもビューゲル(昔の都電と同じ)。 1974.1 |
君ヶ浜付近の野菜畑(キャベツ?)をゆくデハ201。へその部分にヘッドライトがある独特のスタイル。 このあたりまでくると工場や家が少なくなり、松林と畑が交互に現れる。 1977.1 |
いかにも終着駅という外川駅。現在は、大きな駅名票が掲げられ、駅前に自動販売機が鎮座しているが、当時の雰囲気はほぼそのまま残っている。 ここから道を進み、坂を下っていくと外川港に出る。 1977.1 |
■昼下がりの仲ノ町 | |
仲ノ町(なかのちょう)は、銚子の次の駅。ここには車庫とヤマサ醤油の工場への引き込み線がある。 駅舎も当時のままである。 1977.1 |
模型にしてみたい車庫の情景。左に見えるのはデハ101。右がデハ501。ヤマサ醤油の工場への引き込み線は、この右側にある。 1977.1 |
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