大学を卒業して就職もせず大学院にも行かず--というのは今では珍しくなくなったようだが、当時はかなり奇異な目で見られていた。それでも初志貫徹して、アルバイトで金を貯めつつ、秋を待ち、憧れのシベリア鉄道に乗ることができた。 まだ、ソ連という連邦国家があり、ブレジネフ書記長健在のころである。 横浜港から船に乗って2泊3日でナホトカ港着。軍港だったウラジオストクには、外国人は立ち入れなかったのだ。 そして、夜行列車でハバロフスクに向かい、ホテルに1泊。そして翌日、ウラジオストクからやってきた列車に乗り込み、いよいよ6泊7日(前日の夜行を含めると7泊8日)のシベリア鉄道の旅である。 そのときのエピソードはもうここには書き切れない。1週間も乗っていたのに車窓に飽きることがなかった。ロシア人がとても人なつこくて親切だったことにも感動した。 いずれそんな話をホームページでまとめる日も来るだろう。その日まで、少ない枚数だが、この写真をご覧いただきたい。 2006年8月作成
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