塩釜、桂島(宮城県)
塩釜といえば東日本有数の港町で、とくに近海でとれるメバチマグロが絶品。市内には塩釜神社をはじめとした名勝旧蹟があって……と知ったのはずっとあとのこと。しかも、20世紀に訪ねたときは町並みの写真に目覚める前だったので、今となってはもったいないことをした。それでも、1、2枚目の写真を撮れてよい記録となった。
1980年の訪問では、むしろすぐに行ける沖合の島に興味をいだき、桂島に渡った。東日本大震災の津波では、この島をはじめとする浦戸諸島が防潮堤となったおかげで、松島海岸の被害が最小限に食いとめられたという。
その代わり桂島では、犠牲者こそ日頃の訓練のたまものでなかったものの、家屋に多大な被害を受けたとのことだ。
1977年10月、1980年5月撮影
Shiogama City, Miyagi Prefecture
キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)
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この写真の左奥の丘にある塩釜神社の周囲には、塩釜街道に沿って古い建物が建ち並んでいた。写真中央は仙台味噌の「太田與八郎商店」、左は和菓子の「丹六園」。当時は道も狭く、どぶ川のような用水路があった。その後、道が拡幅されて用水路も埋め立てられたが、老舗の建物は残った。
38.317608, 141.019975
300°
1980/05(★2026/01)
仙石線の本塩釜駅は、雑然とした雰囲気がなんともいえない味わいがあり、私鉄の宮城電気鉄道時代の雰囲気を残していた。ホームは1面の単線だが、列車は頻繁に走っていた。その後、駅は塩釜港方面に100mほど移転し、写真の旧駅跡には、市民交流センターや図書館、資料館のある「壱番館」が建てられて現在に至っている。
38.317348, 141.020014
105°
1977/10
数多くの漁船で賑わう塩釜港。桂島などの浦戸諸島に向かう船もここから出ていた。旅客ターミナルが新しく建てられたが、バックのクレーンが現在も同じような形で稼働している。
38.319793, 141.028065
30°
1980/05(★2026/01)
松島湾の沖合に浮かぶ浦戸諸島の一つ、桂島。行政区域は塩釜市になる。塩釜からの船が到着した。
38.336560, 141.092082
330°
1980/05
桂島は、浦戸諸島のなかでも塩釜に近い島。バックに見えるのは、松島あたりの山。その後、港は整備されて岸壁が写真奥に設けられている。
38.336596, 141.092221
300°
1980/05
桂島港付近の家並み。漁港の岸壁から南側をみたところ。木造の家が建ち並んでいるが、多くは津波で被害を受けてしまったようだ。
38.336424,141.091245
180°
1980/05
桂島の観月崎展望台から見下ろした桂島海水浴場。松並木の向こうに家並みが見えるが、外洋に面しているために、津波によって壊滅的な打撃を受けたという。松の本数も減ってしまった。
38.331002, 141.087806
60°
1980/05
2026年2月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA


