ナポリ湾に浮かぶ島というと、カプリ島やイスキア島を思い浮かべる人が多いかもしれないが、そのどちらでもない。イスキア島とナポリの間に浮かぶ小島、プローチダ(プロチダ)島である。 |
船の上から見たプローチダ島の様子。フェリーが発着するマリーナ・グランデ地区周辺には、折り重なるように家々が連なっている。また、島の上部にも家が密集しているのが見える。 2006.9 |
細かい内容は忘れてしまったが、現代のナポリとプローチダが舞台で、身勝手な大人たちの行動にもかかわらず、子どもたちがたくましく生きている様子が印象にのこった。 |
コッリチェッラ地区に下っていく道。薄汚れた壁だけを見ると、ちょっと昔の南イタリアの町を思い出す。 2006.9 |
長くて急な坂道を登っていくと、行く手に鮮やかな色の教会が見えてきた。マドンナ・デッレ・グラツィエ教会だ。 2006.9 |
ポッツオーリ港は、予想以上に大きな港であった。カプリやイスキアに向かう大型船に乗るのだろう、ドイツ人やアメリカ人の団体でいっぱい。 |
ピンク色の家を写そうとカメラを構えていたら、その色と同じピンクのTシャツを着た女の子が通っていった。 2006.9 |
観光客でごった返す港を抜けて100mも歩くと、不思議なほど人影もまばらとなる。手元には地図もなんにもなかったが、小さい島なので道に迷うこともない。まずは、ひたすら島の一番高い地点を目指すことにした。街角の地図によれば、そこには修道院があるらしい。 |
コッリチェッラの港を見下ろす高台で、美しい女性が一人、大きな声を上げていた。変な人だなと思ったが、よくよく聞いてみると、どうやら演劇の練習をしていたらしい。 2006.9 |
太陽の恵みをたっぷりと浴びたコッリチェッラの港。この一角に、『イル・ポスティーノ』の舞台となった家がある。 2006.9 |
結局、のどの渇きはマリーナ・グランデで癒すことに。夕食にしては時間が早かったが、港に面した庶民的なトラットリーアで、海の幸たっぷりの食事とビール、そしてワインをしこたま飲んだ私である。 |
●所在地 カンパーニア州ナポリ県 ●公共交通での行き方 ・ナポリ港から、CAREMAR、SNAV社の高速船かフェリーで35~60分。1日10数往復。 ・ボッツオーリ港から、CAREMAR、SNAV、MEDMAR社の高速船かフェリーで15~35分。1日約10往復。ポッツオーリ港へは、ナポリ市内からメトロに乗って終点下車。駅から徒歩約15分。 ・各社の船は、イスキア島からも1日10数往復程度が設定されている。 ●見どころ ・パステルカラーに彩られた美しい家々。 ・観光地だけでなく素朴な漁村風景。 ●老婆心ながら 船は、フェリー、高速船、水中翼船の3種類があり、それぞれ所要時間と運賃が異なっている。 |
マリーナ・グランデの港の前に立ち並ぶトラットリーアの一軒で、昼間からビールを飲んでいい気分。隣のテーブルには、店の家族だか親族だかが集まって、おしゃべりをしていた。 2006.9 |
2011年11月作成 |
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