サルデーニャ島は、シチリア島に次いで地中海で2番目に大きい島である。この島は、行けば行くほど興味深いところである。何が興味深いかというと、九州よりも面積が小さいにもかかわらず、地域によってまったく違う顔をもっている点である。 |
▲バスが到着する新市街から、階段を登って城砦・旧市街へ向かう。 2008.11 |
▼静まり返った旧市街の町並み。中央の建物は教会。 2008.11 |
イタリア語をちょっとかじった人ならわかるように、この町の名前は「サルデーニャの城」という意味。トップの写真でもわかるように、海辺に突き出した崖の上に、確かに立派な城砦がある。 |
旧市街の城壁の外側から東側(サルデーニャ島北岸)を望む。 2008.11 |
サッサリを出たバスは、何の変哲もない郊外の町々を巡り、40分ほどするとようやく海が見えてきた。そして、入江をていねいにたどった末に、ついに行く手にカステルサルドの町が見えてきた。それが、トップの写真である。 |
▲旧市街の道を歩いていると、建物の間から海がちらちらと見える。 2008.11 |
▼路地の向こうに、光を浴びた鐘楼が現れた。 2008.11 |
バスの終点は丘のふもと。遠目に見えた旧市街らしき町に行くには、町を大回りする車道を歩くか、階段を登るかして丘を登っていくしかなかった。その階段というのが、2段目左側の写真である。 |
旧市街の北西端。崖にへばりつくように立てられたサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会と鐘楼。 2008.11 |
行き当たりばったりでジェノバ人の足跡をたどりつつ、小さな旧市街をぶらぶら歩き、城壁に沿って一周してもせいぜい1時間たらず。 |
●所在地 サルデーニャ州サッサリ県 ●公共交通での行き方 ・サッサリから、arst社のバスで1時間~1時間半。1日約10往復。休日は3往復。 ●見どころ 海に突き出した岬と、その頂上付近にある城砦と旧市街。夏には、マリンスポーツで賑わうらしい。 ●老婆心ながら 本文にある通り、丘の頂上にある城砦の内側に旧市街がある。城壁に入らずに戻ってくるとおもしろくないので注意。 |
新市街にあるバスの終点付近から城砦を見上げる。旧市街は丘の頂上に見える城砦の内側にある。 2008.11 |
2014年7月作成 |
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